「静かにしようね」

ゆみは、良明に小声で言った。

「どの本が良いかな」

ゆみは、英語がわからない良明でも読みやす

そうな本を探してあげていた。そのゆみの後

ろから、良明がポニーテールに薄い雑誌をぶ

ら下げた。

「キャ、なに」

ゆみは、自分の髪を抑えながら、後ろを振り

返って、良明のことを見た。

「やだ、良明君ったら」