姉の祥恵は、ゆみに言った。
「迷子にならないでよ」
祥恵も、ゆみの手をしっかり握り返しながら
答えた。初めてのフランスでいきなり妹が迷
子になって、姉妹がバラバラになってしまっ
たら大変だ。
「これからどうするの?」
「まずレンタカーを借りて、出来上がったヨ
ットが置いてある造船所に向かいましょう」
祥恵は、ゆみに言った。
「造船所って遠いの?」
姉の祥恵は、ゆみに言った。
「迷子にならないでよ」
祥恵も、ゆみの手をしっかり握り返しながら
答えた。初めてのフランスでいきなり妹が迷
子になって、姉妹がバラバラになってしまっ
たら大変だ。
「これからどうするの?」
「まずレンタカーを借りて、出来上がったヨ
ットが置いてある造船所に向かいましょう」
祥恵は、ゆみに言った。
「造船所って遠いの?」
ゆみは、姉と日本から飛行機でフランスの空
港に降り立った。
「いよいよ、ヨットで世界じゅうをクルージ
ングするんだね」
「お母さんも私たちと一緒にクルージングし
たかったな」
ゆみは、小さい頃、自分が生まれたニューヨ
ーク以来、初めての外国の地にしっかり姉の
手を握りしめていた。
「ゆみは、いつまでも甘えていないで、もう
少しお母さんから自立しなさいよ」