港内は、東京や湘南、静岡など至るところの

マリーナからやって来たボートやヨットでい

っぱいになっていた。

もともと漁港に停泊している漁船の数よりも

今はヨットやボートの数の方が遥かに多く停

泊していた。

「泊められる場所ある?」

麻美子は、ラットを握っている隆に聞いた。

隆は、港内の中を停泊できる場所を探して、

ぐるぐる旋回中だった。