「なんか、それを聞いて安心した」

陽子が、隆に言った。

「周りの生徒が上達していても、自分はゆっ

くり一つ一つ時間をかけて覚えていっても良

いってことだものね」

「いや、陽子ちゃんは、上達しているよね」

瑠璃子が、陽子に言った。

「そうよ、何年かかけて、ゆっくり上達して

いくことになりそうなのは私だって」

雪が、陽子に言った。