「別に、それでも良いんだけどさ」

隆が、麻美子たちに言った。

「香代みたいに、積極的にヘルムを握ってい

る生徒に対して、どんどん差をつけられてし

まうから、ヨット教室卒業の時のヨットレベ

ルが大きく開いてしまうぞ」

「そうか、それだとまずいかな」

雪が、隆に聞いた。

「ヨット教室って、留年みたいのあるの?」

陽子が質問した。