「瑠璃子、今回のクルージングで、まだ舵を

ぜんぜん握っていなくないか」

「うん。まだ明日でもいいよ」

瑠璃子は、答えた。

「雪も、まだ全然舵を取っていないよね」

「私は、別に舵は取らなくても良いかな」

雪は答えた。

「私たち、おばさんは、舵は若い子たちにお

任せでも良いのよ。ねぇ」

麻美子が、雪に賛成した。