出入港の時だって、隆がステアリングを握っ

て操船していても、ヨットがある程度沖に出

てしまうと、すぐに香代がやって来て、ステ

アリングを交代させられてしまうのだった。

「香代ちゃんは、本当にヨットの操船が上手

くなってきているよね」

麻美子は、車を自分家の、実家の駐車場に停

めながら、隆と話していた。

「ただいま!」

「隆くん、お帰りなさい!」