アフトキャビンの扉が開いていて、中のベッ

ドに、香代と麻美子が使っていたタオルケッ

トがそのままになっているのが見えたので、

陽子はアフトキャビンで横になった。

「明るくなってきたな」

4時半ぐらいになって、朝陽が登って、海は

明るくなってきた。

「目の前の大きな島が大島だ」

ラッコは、東京湾の入り口、三浦半島の突端

三崎を通り越していた。