中村さんのアクエリアスでは、スピンネーカ

ーとジブのせいるが絡み合っていた。

「助けに行ってあげないの?」

「自分たちでなんとかするだろうよ」

隆は麻美子に答えた。

麻美子は、ずっと絡まったままのアクエリア

スのセイルを心配そうに眺めていた。

「助けに行ったほうが良くない?」

アクエリアスの中村さんとも、冬の間、隆と

2人だけで乗っていた時に、何回か沖合いで

会ったことがあった。