「ごはん空になっているよ」

ゆみは、テーブルに腰掛けている良明の前の

お皿が空っぽなのに気づいた。

「ゆみちゃんに見えないように、さっきから

隠れて食べていたみたい」

良明のお母さんは、自分の息子、良明の態度

に気づいていた。

「良明君、明日のランチタイムは一緒に食べ

よう、またお弁当持ってきてね」

ゆみが、向かい奥の良明に話しかけたが、良

明は、いつものように黙ったままだった。