「ヨットのスピードが速すぎるから」

隆は、2人に説明した。

「このスピードで走っていたら、魚が食いつ

きたくても、糸が速すぎて、魚が追いつかな

いもの」

「そうなんだ」

陽子は、隆に言われて釣るのを諦めた。

瑠璃子の方は、それでも釣れるかもと、まだ

夢中になって釣りを続けていた。

「足の速い魚がいるかもしれない」