陽子は、ラットを握りながら、キャビンに入

る香代と隆に声をかけた。

「中に入ろう」

香代が、アフトキャビンの閉じている扉を開

けて、室内に入った。

「真っ暗じゃないか」

香代の後ろから部屋の中を覗き込んだ隆は、

呟いた。窓のカーテンは、全部しっかり閉め

られていて、部屋の中は真っ暗だった。

「香代、ベッドの場所わかるか」