雪は、先にキャビンに入ると、いつも自分が

寝ているフォアキャビンで横になった。

「2人いれば大丈夫だろうから、もう東京湾

内の狭い海域も出てしまっているし」

隆は、瑠璃子に言った。

「俺も、少し寝るから任せて良いか」

ラッコは、観音崎を越えて、三浦半島の先っ

ぽ、剣崎の灯台辺りにいた。

「大島の外側を通って、新島に向かう感じで

進めばよいから」