「良いじゃないの、別に起きられなかったら

朝まで寝ちゃっても大丈夫よ」

麻美子は、瑠璃子におやすみを言うと、アフ

トキャビンに移動して、眠りについた。

麻美子が、カーテンで仕切ってくれたおかげ

で、船体側に付いている小さい窓からの陸地

の灯り以外は真っ暗だった。

「私、本当に寝過ごしてしまいそう」

表では、香代がラットを握っていて、船は揺

れずに走っているし、ぐっすり眠れそうだ。