「世界って」

陽子が、中村さんの言葉に苦笑していた。

「それじゃ、そろそろ世界へ出かけますか」

隆が、ラッコのエンジンをかけながら、皆に

言った。

「待ってよ、陽子ちゃんがまだ来たばかり」

麻美子が、隆に言った。

「お茶ぐらい飲ませてあげてよ」

麻美子が、陽子の分のお茶を準備していた。

「私は大丈夫、出かけましょう」