バッグだけを、ただクローゼットに放り込ん

でいた雪と瑠璃子も、もう1回フォアキャビ

ンに戻って、フォアキャビンの荷物をもっと

暮らしやすいように片付け始めた。

「陽子ちゃんって遅くなるの?」

「うん、なんかLINEで来てたんだけど、

残業が残ってるんだって」

麻美子は、香代に答えた。

「あら、こんばんは」

麻美子が挨拶した。