隆は、陽子に答えていた。

「うちのお父さんが輸出入の貿易商で日本と

サンフランシスコに拠点があって、今は弟が

サンフランシスコの事務所に赴任しているか

ら、弟のいた部屋が余っているのよ」

麻美子がつけ加えた。

「それで、あまり夜が遅くなると、麻美子の

弟の部屋に泊めさせてもらってるの」

隆が、皆に言った。

「ただ、それだけの事なんだよ」

隆が付け加えた。