「知らない人と乗るよりも、知っている人と

乗ったほうが良いですものね」

「そうだね」

洋ちゃんは、健ちゃんには一応そう答えては

いたが、なんとなく午後は午後で、また別の

人とも乗ってみたかったなと思っていた。

「それじゃ、出そうか」

「はい。舫いロープを外しますね」

出航準備ができたので、健ちゃんが舫いロー

プを外して、2人のヨットは出航した。