「由香は、日本に帰って大学へ行けよ」

「この子は私にとっても、大切な子供のよう

なものだし、私は別に隆とさ」

由香は、ゆみを抱っこして、隆に言った。

「おまえは、大学へ行ける環境があるんだか

ら、ちゃんと進学しなきゃだめだよ」

隆は、由香に言った。

「俺のいけなくなった大学に行けよ」

隆って優しいんだけど本当鈍感だよな、そう

思いながら、由香は、家族と一緒に日本へ帰

国する飛行機に搭乗したのだった。