しかし、隆の大学進学の夢は叶わなかった。

「俺さ、日本の大学は行かない!」

隆は、由香に伝えた。

「そうだね、私もニューヨークに残るよ」

由香は、生まれたばかりのゆみを抱きかかえ

ながら、隆に言った。

「何を言っているの?」

「隆が働いている間、この子を育てていく人

も必要でしょう」

「俺たち、夫婦じゃないんだからさ」

隆は、由香に言った。