「彼女、なかなか手先が器用なようで上手に

織れていますよ」

森本先生は、ゆみの織ったタペストリーを皆

の前で褒めてくれていた。

「私、こういう苦手だな」

逆に、祥恵は織るのを苦労していた。

「こういうの面倒くさいんだよね」

バスケ部とかスポーツは何でも得意の祥恵だ

ったが、絵を描いたり、手先を使う作業は大

の苦手だった。